名入れカレンダー基礎知識編

名入れ印刷について

カレンダーへの名入れ印刷方法は意外と知られていないかもしれません。
カレンダーの種類によって印刷手法も異なるので、希望のカレンダーの印刷方法は必ず確認するようにしましょう。

壁掛けカレンダーへの名入れ
壁掛けカレンダーは、概ね1000冊未満の場合は、上部が綴じられた完成品に印刷することになるため、一枚一枚めくって名入れ箇所のみを印刷する、製本後印刷です。1000冊以上の大型発注の場合は、カレンダーの製本に用いる大型の印刷機でまとめて名入れ箇所も印刷する、印刷後製本です。
また、一部商品ではカレンダー上部の綴じている箇所へ印刷するヘッダー印刷というものもあります。 ※最近増えてきたオンデマンド製品はこれに限りません。
壁掛けカレンダーの刷り色
墨一色、単色カラー、2色、3色、フルカラーがあります。
なお、カラー印刷はインクを作る工程が必要になること、カラー印刷専用の印刷機を用いなければならないこと、などの理由から繁忙期には受け付けてもらえないことが多いようです。カラー印刷の〆切時期は概ね10月頃が一般的のようですので、カラー印刷希望の場合は早めに注文するようにしましょう。
卓上カレンダーへの名入れ
卓上カレンダーは、台紙に名入れする場合、金箔や銀箔を熱と圧力で圧着させる箔押し印刷という手法で印刷します。
プラスチックケースや木製ケースの場合は、版画と同様の仕組みを用いたシルク印刷という手法で印刷します。いずれも、印刷範囲が小さい為、小さな文字や繊細な模様など細かな部分は潰れてしまうこともあるので気を付けましょう。
卓上カレンダーの刷り色
箔押し印刷の場合は、金箔・銀箔のいずれかを選ぶのが一般的ですが、一部ではカラー箔も可能なところがあります。
基本的には単色です。シルク印刷の場合はカラー印刷も可能ですが、箔押し同様に単色となります。